分譲住宅購入で後悔・失敗しないために知っておきたいポイントとは?
これから分譲住宅を購入したいと考えている人は多いでしょう。住宅だけではなく、公園、診療所、スーパーなども近くにあるので、住環境が整っているメリットはあります。しかし、駅から離れている場所にあるかもしれません。また、間取りや日当たりなどに不満を持つこともあるでしょう。安易に決断しないようにしてください。
もくじ [詳細表示]
分譲住宅購入の失敗を避けるために重要なチェックポイントとは
いくつかチェックするポイントがあります。契約書を締結してから変更するのは難しいので、きちんと住宅について調べましょう。
家具の配置や生活を想定して間取りをチェックする
広さを数字だけで捉えるのではなく、家具のサイズや配置などを想定して間取りを確認しましょう。
たとえば18畳のリビングに家具を配置しなければ広く感じられますが、家具を配置すると思ったよりも狭く感じてしまう場合があります。また、家具を配置する場所によっても感じ方が変化するので上手に配置しましょう。
収納スペースをチェックする
季節ものや現在使用していないものを収納するときは、広いスペースを確保しましょう。小さい子どもがいる家庭では、おもちゃや図鑑などはコンパクトに折り畳めないので、収納スペースを使ってしまいます。
また、キャンプ道具や釣り道具などの大きなものも、収納スペースを使ってしまうので、どの程度の大きさなのかチェックしましょう。メジャーを持参してスペースを計測しながら内覧してください。
施工の不具合をチェックする
入居後に水漏れが発生することや、リビングの扉が閉まりにくいなどのトラブルが発生する可能性があります。
内覧のときに施工の不具合がないかチェックしましょう。ただし、クロスの剥がれや床の傾きなどは自分でも発見できますが、目で見えない天井裏や床下は、不具合を発見するのが難しくなります。
立地条件をチェックする
周辺環境を確認しましょう。閑静な住宅街に建てられていることが多いので、騒音などのトラブルは回避できそうです。また、スーパー、診療所、公園なども近くにあるので便利ですが、駅や大型ショッピングモールから離れている場合があります。
車を所有していない人のなかで頻繁に駅を利用する人は、駅までの交通手段を考えましょう。
日当たりをチェックする
リビングに日差しが降り注ぐ住宅を求めている人が多いでしょう。リビングの日当たりだけを確認するのではなく、寝室や廊下なども確認しましょう。日当たりを求めていない部屋であれば問題ありませんが、日当たりを求めている部屋や場所が暗い状態ではいけません。
見えない箇所をチェックする
天井裏や床下は自分で確認するのが難しいので、ホームインスペクションがおすすめです。建物の現在の状況を第三者の視点で診断してくれます。不具合が発見されたときは、現在の状態を放置しておくとどのようなことが発生するのか詳しく教えてくれるので安心です。
実際に分譲住宅を購入した人々が後悔・失敗した事例
住宅を購入してから悔やんでも遅いので、そのようなことにならないように注意しましょう。
間取りが悪い
最初から間取りが決まっているので、使い勝手が悪いと感じてしまう事例があります。ライフスタイルに合った間取りを選択します。
収納スペースが少ない
季節ものや現在使用しないものを収納するためのスペースが狭いという事例があります。不要なものは処分することも考えましょう。
施工の質が悪い
低価格で住宅を購入したものの、施工の質が悪くてメンテナンス費用の負担が大きいという事例があります。
立地条件が悪い
周辺環境が悪いので生活を送りにくいという事例があります。
日当たりが悪い
日差しを求めている部屋や場所に日差しが届かないという事例があります。
設備が使いにくい
住宅の設備が使用しにくいという事例があります。たとえば、キッチンの高さが自分の身長に合わないことや、家事動線が効率的ではないときがあります。
生活を送り始めてから不具合が発見される
入居してから水漏れやクロスの剥がれなどの不具合が発見されるようになります。
分譲住宅購入でのトラブルを回避するために押さえておくべきこと
トラブルは付き物であると考えるのではなく、トラブルを回避する方法を知っておきましょう。
コストを抑えるように努力している
広大な土地に多くの住宅を建てているのが分譲住宅です。コストを抑えられるように努力しているので、施工業者を確認しておく必要があります。また、素材や工法なども確認して、長く安全に快適に暮らせるのか確認しましょう。
実際に現地を見学する
写真や動画だけを参考にするのではなく、実際に現地を見学しましょう。自分の目で確認することで生活を送るときの自分の姿がイメージできます。
まとめ
最初から1つの住宅に狙いを定めるのではなく、複数の候補のなかから選択しましょう。自分や家族にとって住みやすい環境を選択することは大切です。そのためにも、実際に現地を見学してみてください。住宅以外にも周辺環境が見えるでしょう。
長い間その場所で生活を送るようになるので、コミュニティに参加するのが苦手な人は苦労するかもしれません。慎重に検討しましょう。